『九色(くしき)のしか』
文:リン・シュウスイ(林秀穗)、絵:リャオ・ジャンホン(廖健宏)
宝迫典子:訳、廣済堂あかつき、2020年5月刊行

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よく知られた仏教説話を、台湾の人気絵本作家が絵本化。
砂漠をこえて、森に出かけた薬草とり。そこて九色に輝く鹿に出会い、見惚れて川に落ちてしまった。鹿は男にかけよると……。

本作は第72回の「好書大家讀(良い本を読もう)」、第40回「優良讀物推介 (台湾文化部が選ぶ良書)」、2018年「台南市優質本土兒童文學入選好書(台南市が選ぶ児童文学良書)」に選ばれている
影絵を思わせるリャオの作風は読者の想像力をかきたてると評価が高い。

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著者:
リン・シュウスイ(林秀穗)、作家、1970年生まれ。
リャオ・ジャンホン(廖健宏)、画家、1971年生まれ。

1998年に結婚後、絵本コンテストに応募するために初めて協力して創作し、以降、多くの絵本を共作。二人は絵本、漫画、映画、散歩、様々な趣味を共有している。本作以外には《小丑、兎子、魔術師》《癩蝦蟆與變色龍》《進城》《神探狗汪汪》《果子紅了》などの共作絵本がある。

訳者:
宝迫典子(ほうさこ のりこ)
高知県生まれ、埼玉県在住。台湾翻訳絵本に『ぼく、グジグジ』『あわてんぼうさん』『たね、ぺっぺっ』やジミー3部作『君のいる場所』『君といるとき、いないとき』『地下鉄』など。『カタカタカタ おばあちゃんのたからもの』で産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞。