台南版”泊まれる本屋”がオープン!

台南のメインスポットの一つ、孔子廟のすぐ脇に、「草祭二手書店」という古書店がありました。

古い建物の1階の床をぶち抜いて、地下から1階への吹き抜けの壁一面を書棚にする、というユニークなリノベーションが特徴。地下は、台南周辺の地方自治体が編集した地元の文化や歴史を紹介する書籍や、地元出身作家の作品を集めるギャラリーのような空間になっていました。

冷やかしの観光客を排し、本当に本が好きなお客さんだけがゆっくり本を選べるよう、有料会員制にする(入会金100元はそのまま店内での金券として使える)という、本好きゴコロをくすぐるポリシーで、台南を代表する古書店と言ってもよかったかもしれません。

その草祭が昨年閉店したと聞き、再訪を楽しみにしていた店員S(もちろん草祭会員)は悲しみにくれました。

が、その後、草祭の建物は、新しいオーナーのもと、なんとブック&ホステルとして再公開されたようです! 

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東京でも、”泊まれる本屋”をコンセプトとした「BOOK AND BED TOKYO」が池袋などにオープンし、国内外の本好きのお客さんに大人気のようですが、草祭跡地にできたこのホステル「艸祭book inn」も、まさに台南の「泊まれる本屋」。建物の入り口側と奥の2か所の「閱讀室(読書室)」のほか、そのものずばり「書房」という名前の男女ミックスドミトリーは、本棚の中にベッドがあります。

女性専用ドミトリー「女朋友房」内は、ドミトリールームには珍しいほどの広々とした共有スペースと、ここにもやはり本棚があるようです。
その他、2人部屋、4人部屋、6人部屋などの個室もあるようですよ。洗面やシャワースペースなども、清潔そうで広々しています。

「艸祭Book inn」には5万冊の蔵書があるそうですが、実はホステルのオーナーと、もとの「草祭二手書店」のオーナーは友人で、古書店がクローズする際に本を譲り受けたとか。

これは、次回台南に行ったら、泊まるしかないでしょう!!!
(店員Sはすでに予約しました)

「台南に行くけど、もう他のホテルを予約しちゃった!」という人、泊まらなくても、読書室で本を読むことができるそうですよ(利用料NT100、珈琲か紅茶つき)。

●艸祭Book inn オフィシャルサイト
http://www.mashup.com.tw/caiji/index.php

●艸祭Book inn FBページ
https://www.facebook.com/caojiBookinn/

日本からは「Booking.com」経由でも予約できます。
http://www.booking.com/Share-FCib2s